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日本の文化、風俗習慣2 ― 中国との違い

日本の基本マナー(中国とのちがい)

 日本と中国の礼儀や礼節に関する感覚は、基本的には大きな差はないといえます。ただ、よく言われることですが、日本人は島国育ちということが影響してか、一般的に「内と外」の観念が強く、「外」に属する人に対してすぐには心を開かない傾向があるといえます。この点はいわゆる典型的な中国人像とは明らかに異なるといえるでしょう。言葉の壁の問題もありますが、会ったばかりの人(特に外国人)に対して、日本人は概して距離をおいて接しがちです。こうした特性を知らずに日本人と接した場合、「嫌われている」のではないかとか、「避けられている」のではないかと気に病んでしまうかもしれません。しかし、心配は無用です。付き合いが深まるうちに、その関係は次第に親密なものへと変化してゆくことでしょう。
日本人のこうした国民性を踏まえて、見ず知らずの人や年上の人に接するときには、最初のうちは丁寧な言葉遣いや丁重な態度をとるのが無難ですが、親密さが深まるとともに、言葉遣いや距離感も柔軟に変えていくことができます。ですから人間関係がうまくいかないと悩んだりせず、むしろこうした違いを楽しむ余裕をもってみましょう。

 近年、さまざまな場面で「日本語の乱れ」が問題視されています。留学生ならずとも敬語の使い方、立ち居振る舞いなどには頭を悩ますところでしょう。しかし、言葉は生き物、変化するものです。友人と話しているときは「現代風に変化した言葉遣い」を、目上の人と接しているとき、公の場に出たときには「伝統的で正統な言葉遣いや立ち居振る舞い」を・・・・・・というように、状況に応じて使い分ければよいでしょう。
また、日本語を学ぶ外国人留学生にとって、日本の「敬語」表現は非常に難しいと思います。しかし、実は日本人の多くの人にとっても敬語は難しいのです。どの場面でどの敬語を使うべきかを判断し、その場で的確な敬語表現を用いて話をするというのは、日本人でもそう簡単に出来ることではありません。敬語ばかりに気に取られ、本当に伝えたいことが言えないのでは本末転倒です。慣れないうちは無理に敬語にこだわろうとせず、相手を敬う気持ちや誠意を持って、出来るだけ丁寧な対応や言葉遣いを心がけるようにすれば問題はないと思います。誠意をもって接すれば、少しぐらい敬語を間違えたとしても気持ちは伝わるものなのです。
また、これとは反対に、「敬語さえ使えばよい」と、やたらに敬語を多用すると、相手に「慇懃無礼」で誠意や真心を感じられないと受け取られかねませんので気をつけましょう。

 言葉遣い同様、所作(動作、立ち居振る舞い)もその人の人柄や思慮深さ、丁寧さ、奥ゆかしさを無言のうちに表すボディーランゲージ(身体言語)です。相手を思いやる心遣い、人と人との「和」を重んじることは、日本における礼儀・マナーの基本です。
お辞儀の使い分け 、姿勢のよさ、玄関先での脱いだ靴のそろえ方、清潔感の保持など、微細な部分にも気を配らなければなりません。日本の礼儀作法に基づくこうした数々の所作は、相手に対するまごころ、思いやり、おもてなしの心を映す鏡です。一つ一つの所作の積み重ねが、あなたの人格の外側の部分、つまり他の人から見たあなたの人柄を形成していくとも言えるでしょう。
良い人に見られようと無理に背伸びをする必要はありませんが、周りの人とお互いに気持ちよくつきあうためにも、人に対して思いやりのある所作をとれるように努めましょう。

マナーには、ビジネス・マナー、プライベート上のマナーなど公私の別がありますが、双方に共通しているのは、「相手への気遣い」を表すことです。
例えば、時と場合に応じて相手の心身を気遣う挨拶ができ、いつも感謝の気持ちを忘れず、姿勢は正しく保ち、約束の時間(約束の5分前には到着するのが基本)や長幼の序を固く守ること、などが挙げられます。公私問わずどのような場面でも、これらのいずれかが欠けただけで、相手に気遣いができない人だという印象を与えたり、場合によっては不快な思いを抱かせてしまうということまでありえるのです。
また、マナーの一つとして、挨拶状や礼状を送る習慣もありますが、この場合も基本的には封書のものを使うのが正式とされ、略式として葉書を使用します。最近では様々な場面で電子メールが利用されるようになりましたが、こうした近代的なツールは簡便で実用的な反面、相手に真心が伝わらないこともあります。やはり正式文書を送るときや相手へ誠意や礼を尽くしたいときには書面で、というのが通例です。
また贈答品を贈る際にも、ただ単に品物だけを送りつけるのではなく、必ず心のこもった手紙を添え、「心を贈る」という基本を忘れずにいたいものです。

箸使いなど食事のマナーに関しては、食文化のコーナーを参照してください。

【参考HP】
  便利・わかりやすい「冠婚葬祭マナー」&ビジネス知識
   http://www.jp-guide.net/manner/ma/mimai.html
   暮らしの中で必要な冠婚葬祭のマナー、社会人に必要なビジネスマナーと基礎
   知識、スピーチの際のマナーや例文、ビジネス文書の書式の紹介など。
   作法や常識を項目別にわかりやすく説明している。

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