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日本の文化、風俗習慣10 ― 葬儀

葬儀

葬式の種類

 葬式には仏式・神式・キリスト教式の別があり、昨今では一部で無宗教の人前式も行われています。しかし、最もよく行われるのは仏式です。

日本では結婚式は教会式、お葬式は仏式、というのが一般的です。
不思議に思うかもしれませんが、これには古来より八百万(やおよろず)の神を信仰してきた日本人の宗教観が根底にあるからなのかもしれません。
もっとも公式には仏教徒が最も多いとされ、江戸幕府が政策的に行った「檀家制度」の影響から、いまなおほとんどの日本人が特定の宗派・お寺と関係を結んでいます。

仏式の葬儀

服装

男性の場合、白のワイシャツに黒のネクタイです。和装の場合、男性は黒地の染め抜き5つ紋の着物に羽織・袴、女性は黒無地染め抜5つ紋の黒羽二重(地方によっては一越縮緬)の着物に黒の袋帯を合わせます。
このような冠婚葬祭用の礼服は、通常、結婚の際に「嫁入り道具」のひとつとして準備されます。学生が参列する場合には、学生服を服代わりとします。
多くの場合仏式で行われますので、数珠も用意しておくとよいでしょう。

香典

式の参列者が遺族にお渡しする心づけをこうでん香典といいます。
香典袋などはコンビニエンスストア、文具店やスーパー、百貨店など比較的簡単に購入できます。
しゅうぎ祝儀(お祝い事。慶事)用の封筒とはみずひき水引の色や種類が異なりますので、香典(ぶしゅうぎ不祝儀)用には「のしなし・黒白結びきり」のものを選びましょう。
袋の表書きは、形式の別を問わず共通して用いることのできる「御霊前」とするのが無難です(このほか、仏式では「御仏前」「御香典」「御香料」、神式(神道形式)では「御玉串料」「御榊料」など、キリスト教式では「御花料」などの言葉も用いられます)。
水引の下部には送り手の姓名を記名します。なお、香典の表書きには濃黒の墨ではなく、悲しみを表す薄墨(灰色の墨)を使います。
香典の金額は、故人との関係性によって変わります(友人なら5千〜1万程度)。関係が近いほど額も大きくなりますが、本来これは互助の精神に基づくものなので、自分の身分と立場に見合った額で大丈夫です。
また、香典袋にいれるお札として新札(折れ線のないきれいなお札)を使うと、不幸に対して用意していた印象を与えますので、古いお札(新札しか持ち合わせがない場合には、新札を折り曲げたもの)を入れるようにしましょう。

お通夜と告別式

葬儀の前日にはお通夜が開かれ、親戚やごく近しい人々が集まり、夜通し霊前の灯明と線香の火が消えて故人の霊が迷わないよう見守ります。
葬儀当日は、参列者が葬儀会場へ足を運び、故人のご家族にお悔やみの言葉をのべ、僧による読経や参列者によるお焼香が行われ、故人に別れを告げます。
日本のお葬式はしめやかに執り行われることで、故人に対する哀悼の念・愛惜の情を表します。

お葬式の後、遺体を火葬し、骨を骨壷に収めて、先祖代々の墓地に埋葬します。
死後に授かる名前を戒名(仏の教えに帰依し、戒と呼ばれる規律の遵守を誓ったものに対して与えられる名のこと)といい、俗名(生前の名前)と区別されます。遺族は死者の位牌(死者の戒名を記した木牌)を各家庭におかれた仏壇に納め、お供え、献花、お祈りをします。

その後の供養

 その後も一周忌、三回忌、七回忌など定期的に親族が集まって故人を追悼します。
墓の形式は五輪塔から発展した三段の石塔(和型)が一般的ですが、沖縄などでは中国福建地方と同様の亀甲墓など、立派で大きな墓を建てるところもあります。また、昨今では、マンション式のお墓など、旧来の形式にとらわれない新しいタイプのものも登場しています。忙しい現代人には、墓参の時間や手間もかからず場所もとらないこのようなお墓も必要なのかもしれません。
とはいえ、お盆など家族総出でお墓参りをし、先祖の霊を供養する姿は、今なおよく見かけます。真新しい花が活けられ手入れの行き届いたお墓、荒れ果てて無縁仏となってしまったお墓、そして今は亡き人に向かい一心に手を合わせて祈る姿――それぞれに何か共通する人間の思いを感じ取ることができるかもしれません。

その他

また、近親者に死者が出た翌年の年賀状は服喪のため出さないのが常識とされています。この場合、12月10日頃までには喪中のお知らせを送付します。また、喪中の友人・知り合いがいる場合には、その人に年賀状を出すのは不謹慎とされますので、注意しましょう。


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